積立投資はなぜよいのか?
積立投資とは、定期的にある金融商品に、一定金額の投資を長期的に続ける方法。
たとえば毎月、株価指数に連動する投資信託に3万円の投資を10年間継続するといった具合。
値段が高い時には少ない口数を買い、値段が安い時には多くの口数を買うため、平均買付単価
を下げることができ、高値掴みをする心配がない。
また、買い付けのタイミングで悩む必要も
ない。 一般的には「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法だ。
非常にシンプルな投資方法で、指定口座からの自動引き落としを設定すれば、あとは特に
手を加える必要がない。一括投資をするまとまった資金がなくても、月々の給料から
積み立てられるため、サラリーマンにぴったりの投資方法だ。
相場の動きによっては、投資開始時の半値まで下がっても利益を出すことができる。
積立投資と言ってもいろいろあるが
一口に積立投資といっても、いろいろな金融商品がある。
オフショア投資をするための海外オフショア積立ファンドだけでなく、国内積立投信、
個人年金保険、積立預金、毛色は違うが純金積立も立派な積立商品だ。
では、これらの中で海外オフショア積立は何が違うのか。
圧倒的な違いはその運用成績だ。 積立預金の年利率0.3%はほとんど金利とはいえない。
個人年金には死亡保険金とセットで無駄なコストがかかるハンディーがある。
国内積立投信は最近でこそ選択肢が豊富になったが、運用成績がマイナスのファンドが多く、
小口からできるというメリットを帳消しにしている。
現状では海外オフショア積立ファンドに勝る商品はないのが実態だ。
オフショア投資とは、投資利益に税金がかからないか、あるいは極めて税金が安い
タックスヘイブンに籍を置くファンドに投資するものだ。
課税なしで利益が再投資され、複利効果で資産が増えていくので、非常に効率的な投資を
することができる。オフショア積立投資にはさらに「ドルコスト平均法」の効果が加わる。
海外で運用するファンドのファンドマネジャーは熾烈な競争を繰り広げており、運用能力の
優れたマネジャーしか生き残れない。
したがって長年にわたって優れた成績を残すファンドが多くある。
日本の運用会社のファンドマネジャーの多くは年俸制ではなく、給与制のいわばサラリーマン
マネジャー。どうしても運用が保守的になり、オフショア投資のような高いリターンのファンドは少ないのが現状だ。
また、日本では販売会社の力が強く、売れ筋のファンド組成を求められるため、
スクラップ&ビルト型のファンドが多い。
このため「手数料稼ぎの道具になっている」という批判が絶えない。
海外オフショア積立ファンドの両雄、ハンサードとフレンズプロビデント
オフショア投資の世界において、フレンズが猪突猛進型の大関・日馬富士だとすれば、ハンサードは無敵の貫録を誇る横綱・白鵬といったところか。
もちろんこれ以外の海外ファンドもあるが、「海外へ行かないと買えない」「保険機能がついているので日本人が購入するのは違法」などの事情があり、日本人にとっては実質的にこの2本が唯一の選択肢となる。
両者に共通するのは、それぞれ個別に投資すると最低投資単位が非常に高い優れた海外ファンドに小口から投資でき、好みのファンドを入れる「ファンドの箱」として機能することだ。
それぞれどのような特徴があるのか比較してみよう。結論からいえば、商品設計上、ハンサードが有利なことがわかる。
ランキング
| 順位 | ファンド会社名 /商品 | 説明 |
|---|---|---|
| 1位 | ハンサード 「アスパイア」 | 世界中の厳選された100本以上の優良ファンドから、 安い手数料で好みのファンドを何本でも購入できる。 円建てで投資することも可能。 コストパフォーマンスで選ぶならこれが一番。 |
| 2位 | フレンズプロビデント 「プレミア CR」 | 世界中から厳選した200本以上のファンドから、10本まで 選択投資できる積立型商品。 商品の品揃えは充実しているが、ハンサードよりやや 手数料が高いのが難点。 |
※他に「ロイヤルロンドン」と「スタンダードライフ」という海外オフショア積立ファンドがありますが、 保険機能がついているため日本居住者は購入できません。
「ロイヤルロンドン」や「スタンダードライフ」などの保険商品を購入すると保険業法により罰せられます。
ハンサードとフレンズプロビデントの違いを際立たせるものは?
圧倒的な手数料の違い
「初期口座」の段階ではフレンズの場合18か月間、ハンサードの場合24カ月と、ハンサードの積立期間が長いのでフレンズ方がお得。(初期口座は満期まで引き出せず、その間も手数料がかかり続ける)
ただし、初期口座積立期間終了後の時価総額にかかる手数料については、ハンサードはフレンズの
約1/4程度のため、結果的にハンサードの方が格段に安い。
(満期近くになってくるとハンサードとフレンズで年間100万円以上手数料が変わることもある)
ボーナスの違い
フレンズの場合500ドル(約4万円、1ドル=81円換算)からのボーナス(500ドル積み立てた場合637.5ドルで18か月間積み立てられる)だが、ハンサードの場合250ポンド(約3万3000円、1ポンド=130円換算)からボーナスが付き、しかも初月に500%のボーナスが付く。(5万円で積み立てた場合、初月に30万円から運用される)
25年で1400万円も違う
この結果、毎月5万円を25年間、ハンサードとフレンズに積み立てた場合(スイッチングをせず同一ファンドで積み立てた場合)、仮にどちらも平均年利10%で運用されたと仮定すると、フレンズは約5500万円になるが、ハンサードは約6900万円になる。1400万円という、かなり大きな違いが生じる。
注意!
ロイヤルロンドン
なお、日本から積立投資ができる海外の金融商品としては、「ロイヤルロンドン」の商品もあるが、これには保険機能が付いているため、日本居住者が投資するのは違法だ。
ロイヤルロンドンでは「Quantum(クォンタム)」という積立投資商品を販売しているが、これには契約者の死亡時に、時価総額の1%の死亡保障が付いている。これは保険商品とみなされる。日本居住者が海外の保険を購入すると、保険業法第186条に抵触し、違法となる。
保険業法(平成7年6月7日法律第105号)
第186条(日本に支店等を設けない外国保険業者等)1.
日本に支店等を設けない外国保険業者は、日本に住所若しくは居所を有する人若しくは日本に所在する財産又は日本国籍を有する船舶若しくは航空機に係る保険契約(政令で定める保険契約を除く。次項において同じ。) を締結してはならない。ただし、同項の許可に係る保険契約については、この限りでない。
2.
日本に支店等を設けない外国保険業者に対して日本に住所若しくは居所を有する人若しくは日本に所在する財産又は日本国籍を有する船舶若しくは航空機に係る保険契約の申込みをしようとする者は、当該申込みを行う時までに、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣の許可を受けなければならない。
3.
内閣総理大臣は、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合には、前項の許可をしてはならない。
一
当該保険契約の内容が法令に違反し、又は不公正であること。
二
当該保険契約の締結に代えて、保険会社又は外国保険会社等との間において当該契約と同等又は有利な条件で保険契約を締結することが容易であること。
三
当該保険契約の条件が、保険会社又は外国保険会社等との間において当該契約と同種の保険契約を締結する場合に通常付されるべき条件に比して著しく権衡を失するものであること。
四
当該保険契約を締結することにより、被保険者その他の関係者の利益が不当に侵害されるおそれがあること。
五
当該保険契約を締結することにより、日本における保険業の健全な発展に悪影響を及ぼし、又は公益を害するおそれがあること。
注意しなければならないのは、罰せられるのは保険の販売者ではなく、保険に加入した者であることだ。違反した場合、「2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金」に処せられる。海外の保険とはいえ、あくまでも日本居住者には国内法が適用されるのであり、この場合「そんな法律は知りませんでした」では済まないことを肝に銘じる必要がある。
